ちょっとよろしいですか?
OL時代の記憶がよみがえってきました。
あの頃と今、私の中で、変化を感じていること。
読んでいただけたら嬉しいです。
私、24歳からの4年半、ジャストシステムという会社でOLをしていました。
周囲の理解を得られないことはなんですか?
転職2社目で、若い社員ばかりの環境で、とっても楽しく働いていました。
社内結婚したり、部署移動があったり、最終的には、サポート部門の電話応対に耐えられなくなってやめてしまったのですが。
退職を決める2週間前まで、楽しく働いておりました。
最近、最後の部署で一緒だった後輩の女の子を思い出してるんです。
彼女はストレスが多いサポート電話を、華麗にこなしていました。
「お客様に責められても、私個人が悪いわけじゃないですから」って。
割り切ってた。
私はそれができなくて、自分自身が責められていると感じ、
辛くなって会社をやめてしまった。
彼女はほんとにすごかった。
「私にはやりたいことがある」って言っていました。
そのために、日々の仕事でお金を稼ぐ、ってシンプルに考えているようでした。
ある月曜日、彼女は、髪をアッシュ?銀髪?に染めて出社してきたの。
度肝を抜かれましたよ。
「電話サポートの仕事だから、どんな格好でも問題ないですよね」って言われて。
確かにそうだけど、同じ部署の先輩として、私は何を言うべきかちょっと悩んだわ。
仕事に支障はないし、学校のように校則があるわけじゃない。
私個人は、自由な社風、でOKだと思う。
それにしても、どうしてまたこんな奇抜なの、と思ったら。
「私、歌手になるんです」
それを聞いて感動した。
やりたいこと、って歌手だったんだ。
そりゃあ、髪を染めるのは、表現のひとつとして大事だよね。
当時の私は、まだまだ常識人で、
「歌手というからには、どこぞのレーベルからデビューするのか?」と思ってた。
今思うとそれが「外側の権威」というやつ。
書籍でいえば出版社に相当するのがレーベル。
でもさ、あれから25年たってさ。
誰でもインターネットで発信できる世の中になった。
歌いたければ歌ったらいい。
どこの会社に所属しなくても、歌手としての活動はできる。
自分を表現すること。その表現で人の心を動かしたいと思うこと。
彼女は、自分自身がやりたいことに、挑戦した。
「内なる権威」の声を聞いて、行動した。
今、彼女のすがすがしさを思い出しているのです。
会社員だからって、他人に遠慮することなく
自分のしたいことをしたい、と言い、それにむけて動く。
恐れない。
初めて彼女の歌を聞いたのは、同じ会社の仲間の結婚式二次会。
意外なほど低音の力強い歌声で、またまた、感動したわ。
私の必殺技には「編集室」というものがあります。
脳内の引き出しにあらゆる映像が詰め込まれていて
必要に応じて取り出してくる。
今回の話もそう。「内なる権威」のことを考えていたら、彼女のことを思い出しました。
最近、ようやく私も、内なる権威に従って行動できるようになってきました。
ウィッグを買ってみるとか、ヘアアイロン買ってみようとかね。
オシャレしたい。自分を可愛くして、自分にうっとりしたいのだ。
他者に気に入られるためでなく、自分のためにやる。
周囲の理解を得られないことはなんですか?
それでもやりたいことは何ですか?
敵の中で生きることをやめて
味方の中で生きてます。
理解が得られなくてもやる。できる。
完全なる理解ではなくても、味方は、見守ってくれます。
私は、あなたの味方です。
ご一緒できる時を楽しみにしていますね。
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